« るりからくさ | トップページ | シロバナタンポポ »

2007年5月 6日 (日)

ど根性?

Pinkunohana_s_1  昨日に引き続き、園芸植物です。

 道路わきのわずかな隙間から芽吹き、花を咲かせていました。名前も知らない可愛らしい花ですが、昨日の話題のように手放しで喜んで良いことでもありません。

 さて、以前に同じように路面の隙間から生えてきたダイコンをマスコミが大々的に取り上げていました。植物からすれば、チャンスさえあればあのような、またこの写真のように次世代に遺伝子を残そうとして芽吹くことは珍しくもなんともないのですが、マスコミにかかるとあっという間に美談になってしまいます。もうちょっと冷静な対応ができないのかなぁとも思いますが、ああいった報道は熱しやすく冷めやすい本当に一時的なものですね。

 そして、マスコミはそろそろ野生動物の個人的な餌付けを美談で紹介するのは止めて欲しいと思います。○○駅の駅員が狸に餌をやって、毎晩狸が来るようになったとか。。。その駅員さん、もうすぐ定年だそうです。安易に餌をとれて、増えていた狸は、その人がいなくなった瞬間、餌の需給バランスが崩れます。餓死するものも居るでしょうし、人里は犬や車と言った危険が多いですから、そういった原因で死ぬものも出るかもしれません。

 可愛いからと言った理由で野生動物に餌を与えることは自然破壊に繋がっている、またはその恐れが多大にあると言うことをマスコミは知ってか知らずか電波で垂れ流しにしています。そうすれば、可愛い動物を見るためにまねをする人が出てくるのは必然です。可愛い動物を自分だけでなく、ずっと観察し続けるためにも餌付けは反対です。

 そしてそれは、海でダイバーが行う餌付けも同じこと。魚に対する餌付けにも反対しています。

|

« るりからくさ | トップページ | シロバナタンポポ »

コメント

私もJUNさんの意見に賛成です。
昨年訪れたモルのエリヤドゥで今年ツバメウオが餌付けされていたみたいで正直ショックです。
人間を見かけると後ろをついてくるみたいでとってもかわいいと思いますが、人間の食べ物を動物に与えるのはいかがなものでしょうか?
モルではよく魚にパンをあげている島があるようですが、バターなどが魚にいいとは思えません。
(私も一度やったことがあるので反省しています)
それに、動植物の写真を撮るなら自然体のままの姿を写したいですね?

投稿: Hiro | 2007年5月 6日 (日) 12時33分

Hiroさん、こんばんは

 そうですね、「距離感」の問題なのだ、と思います。
 人間と動物の距離感をどう捉えるか、ですね。動物がべったり人に甘えるのは良くないと思います。
 その一方で、人が干渉しすぎて、例えば絶滅の危機に瀕してしまったような種には多かれ少なかれ対策が必要だと思います。その対策も、独りよがりな物ではいけないと思うのです。
 じゃぁ、どうすればいいかというとケースバイケース過ぎてここでは一言でまとめられないと考えます。

 今、重要なのは、何がベストかをより多くの人が考えることではないでしょうか?

投稿: JUN | 2007年5月 6日 (日) 17時51分

この記事へのコメントは終了しました。

« るりからくさ | トップページ | シロバナタンポポ »