静岡の川から アユ冷水病
産卵に体力を使い果たしたのでしょうか?
実は、今回この川で、体に穴が開いたり、ヒレが欠けたり、鰓や口の周りが赤く充血したり、と言ったアユの症状が多く見られました。
アユの冷水病という病気です。
全国的に問題になっている病気で、病気のアユや病気の発生している川で使った道具を乾燥させたり消毒しないで別の川で使うと感染が拡大します。
今年はこの川で夏前からこの病気が発生したと聞いていたので、驚きはしませんでしたが、この規模の症状を見たのは久しぶりです。
冷水病という名の通り夏にはほぼ収まるのですが、産卵期で体力を消耗すると再び発生します。
と、言うことでそういう症状の出たアユの居る川で潜ったダイバーさんは道具をしっかり乾かすか、消毒するか、海で潜るまで他の川で潜らないようにしましょう。
塩水に弱いので、海で潜った後にしっかり乾かせば問題ないと思いますよ
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コメント
病気だったんですか。
僕はころがし釣りで引っ掛けられて傷ついたのかと思っていました。
勉強になります。
投稿: どーら | 2009年12月11日 (金) 00時44分
どーらさん、おはようございます
もちろん、ころがし釣りで付いた傷も有ります。
円形にえぐれたような傷は病気ですね。縦型に引っかいたような傷は釣り針から逃げた後でしょう。
ヒレや鰓が赤くなっていた魚も居たと思いますが、それも病気です。
けれど、人間には感染も何もしないのでご安心を
投稿: JUN | 2009年12月11日 (金) 07時22分
そんなこともあるんですね・・・
考えもしなかったなぁ、魚の病気って・・・
ただ産卵撮ってHAPPYというわけにはいかなさそうだなぁ
投稿: オマメグ | 2009年12月11日 (金) 22時57分
オマメグさん、こんにちは
もちろん魚にも貝にもエビにも病気はあるんです。
でも、ここまで目立つ、大規模な死に方をするものは多くないですね。
コイのヘルペスウイルス病やカエルツボカビ病辺りが最近の有名どころでしょうか?
海だとヒラメのSVC病で漁師さんたちの中では話題になったこともあります。
人や物の交流が迅速化され、盛んになったことで人の病気を含め、マイナス面もあっという間に世界中に広がりますね。
ニュージーランドなんかは入国時に徹底消毒するらしいですが、それでもディディーモなんて怖い藻類が出ちゃって居るくらいです。
便利になればそれで良いというわけにもいかないですね。。。
投稿: JUN | 2009年12月12日 (土) 15時29分