« オオヨシノボリ | トップページ | オイカワの産卵水中観察ガイド 写真編 »

2011年7月 5日 (火)

オイカワの産卵水中観察ガイド

毎日暑いですね。梅雨明けしたみたいな空と雲です。

 今回、オイカワの産卵を観察できたので、ちょいと観察のコツなど。

オイカワは身近な魚で、今現在は日本のかなり広い範囲に生息している魚です。

 綺麗な体色や釣っても楽しいことから親しまれてもいます。

 浅いところだと水面からでも観察できるため、水面からの観察例は検索すると多くみられますが、水中からの観察例はあまりないようです。

 と、言うことで、いつも通り忘備録を兼ねて観察の仕方を

1 多くの観察でも同じですが、体が大きく色の美しいオスを中心に探したり注目したり

 しがちですが、注目すべきは「産む気のある♀」です。

2 産む気のあるメスは、オイカワの場合、ぱっと見の外観で「確実にわかります」

 いつもは尾に向かってしゅっとたたんでいる尻ビレが垂直に水底方面に突っ張るように

 伸びているので、そういうメスを探します。泳ぎ方も中層をふらふら泳いでいることが

 多いです。お腹も突っ張っているのが見れます。

3 ギラギラの婚姻色を出したオスが、産む気のあるメスを見つけると、産卵場所に

 リードしていきます。産卵場所はお気に入りの場所が決まっているので、一度

 見つければ、そこを動かないようにすれば、何度も見れます。

4 焦って急いで付いていこうと動くと産卵を止めてしまうので、最初はゆっくりと

 跡を付けます。産卵場についてもすぐには産まないので焦る必要はありません。

5 産卵場に着くと、オスがメスの前でアピールします。鰭全開のシーンは見てて

 美しいです。違うオスがメスを奪いに突っ込んでくることもあります。その場合、

 オスの実力が拮抗していればしているほど派手な喧嘩が観察できます。

 ただ、メスがその気になっているのに、オスが喧嘩に明け暮れて、メスが止めて

 しまうことも有りますが、動かずに待っていれば、またオスがメスを連れてきます。

6 石の横の砂地などにペアで寄り添うと産卵が始まります。オスが鰭をうまく使って

 メスを抑え込むのでよく観察してください。

7 産卵のピークは、ペアが体をふるって砂を巻き上げ卵を隠すシーンです。

 他の雌や他の魚たちが、生まれた卵を食べようと群がってきて撮影の邪魔に

 なることも多いです。

8 産卵は、午後2~4時にピークを迎えることが多いですが、早朝に観察される

 こともあるので気が抜けません。初夏がシーズンです。

9 比較的浅い場所で産卵は行われます。観察するのに首が痛くならないように

 姿勢やポジションを考えてください。

10 産卵場は人工的に作って誘導してやることも可能です。ここではあえて公開しません

Img_4338 もっと凄いシーンも撮れましたが、出し惜しみします(笑)。

*これは私の観察した山梨のある河川での状況です。地域や河川によって若干の違いはあると思いますので地域の実情に合わせて観察を楽しんでください。

|

« オオヨシノボリ | トップページ | オイカワの産卵水中観察ガイド 写真編 »

コメント

すごいね。繁殖期のオイカワはコワイからね^^;私も頑張って観察できるところを探してみます。出し惜しみしてるのもみたいな~good

投稿: まりりん | 2011年7月 6日 (水) 14時02分

まりりんさん、こんばんは!

 本日、出し惜しみ画像アップしました。
 面白いし、見ごたえあるしでぜひ実際に川の中で見てください!

 産んでいるときは興奮しているのですぐ近くで見れますよ!

投稿: JUN | 2011年7月 6日 (水) 20時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157477/52130684

この記事へのトラックバック一覧です: オイカワの産卵水中観察ガイド:

« オオヨシノボリ | トップページ | オイカワの産卵水中観察ガイド 写真編 »